「com」と書かれた文字を調べ始めると、まったく違う説明がいくつも出てきます。URLの話だと思ったら、パソコンや身体の動きに関するページまで出てくるんですよね。
こんにちは、『ゴイノワ』のナギです。わたしも意味を一つに決めて読み始めたところ、途中で話がつながらなくなり、いったん検索画面へ戻ったことがあります。
comは、使われる場所によって別の英語を表す略称です。この記事では代表的な意味と、見かけたときにどこを見ればよいのかを順番にほどいていきます。
comは一つの言葉ではない
comには、どの場面でも共通して使える一つの日本語訳がありません。英語の一部や複数の専門用語を短くした表記なので、周囲の文章によって指すものが変わります。
comは見かけた場所と前後の言葉から読むのが理解の近道です。大文字か小文字かも参考になりますが、それだけで決めるのは早いでしょう。
- URLにある.com
-
Webサイトの住所を構成するドメインの一種です
- WindowsのCOM
-
通信ポートやソフトウェア技術を表します
- リハビリ分野のCOM
-
身体などの質量中心を示す略称です
このほかにも、人名や組織名の略称として使われる可能性があります。検索結果だけで決めず、どの文章や画面に出てきたのかを思い出してみてください。
URLの.comはドメインの一種
WebサイトのURLで見かける「.com」は、トップレベルドメインと呼ばれる部分です。たとえば「example.com」なら、末尾にある「.com」が該当します。
名前は英語の「commercial」に由来します。もともとは商業利用を想定して設けられましたが、現在は企業に限らず、個人や団体も登録できます。
そのため、.comが付いているからといって、通販サイトや会社の公式サイトとは限りません。ブログ、作品紹介、情報発信など、さまざまな用途で使われています。
ナギドット付きならURLを先に確認
.comだけでサイトは判断できない
ここでわたしが一度止まったのは、「商業を表すなら、会社だけが使えるのでは?」という点でした。由来と現在の登録条件は分けて考える必要があります。
.comは広く使われているため、末尾だけを見ても運営者や内容までは分かりません。サイトを確かめるなら、運営者情報、問い合わせ先、掲載内容も合わせて見ることになります。
| 表記 | もともとの由来や特徴 |
|---|---|
| .com | commercialに由来し、現在は幅広く利用される |
| .net | networkに由来し、現在は用途を問わず使われる |
| .org | organizationに由来し、団体などで見かけやすい |
| .jp | 日本を表す国別トップレベルドメイン |
ドメインの由来を知ると、名前の意味はつかみやすくなります。ただし、現在のサイト内容を判断するときは、ドメイン以外の情報も読む必要があります。
WindowsのCOMポートとは
Windowsの設定画面や機器の説明書に「COM1」「COM3」と書かれている場合は、COMポートを指している可能性が高いでしょう。数字まで含めて一つの識別名です。
COMポートは、パソコンと外部機器がシリアル通信を行うための接続先です。以前はRS-232C端子がよく使われ、モデムやプリンターなどが接続されていました。
現在はUSBが身近ですが、計測機器、制御装置、バーコードリーダーなどではシリアル通信が残っています。USB変換器をつないだときも、COM番号が割り当てられることがあります。
COM1やCOM3の数字が表すもの
COMの後ろにある数字は、Windowsが通信先を区別するための番号です。複数の機器を接続したとき、それぞれに異なる番号が付く場合があります。
たとえば、機器の操作ソフトに「使用するポートを選択してください」と表示されたら、Windows側で割り当てられたCOM番号を指定します。番号が違うと通信できません。
COM番号は接続環境によって変わる場合があるため、以前と同じ番号だと思い込まないほうがよいでしょう。別のUSB端子へ挿し直したあとなどは再確認が必要です。
COMポートを確認する流れ
WindowsでCOM番号を知りたいときは、デバイスマネージャーを開きます。接続した機器が認識されていれば、「ポート(COMとLPT)」などの項目に表示されます。
確認するときは、次の順番で画面を見ると迷いにくくなります。表示名はWindowsの版や接続機器によって少し異なることがあります。
- comの前後にある言葉を見る
- 数字やドットの有無を確かめる
- 使われている分野を考える
わたしなら、操作ソフトの設定を先に変えず、デバイスマネージャーで機器名と番号を見ます。どの機器にどの番号が付いたのかを確かめてから選びたいところです。
Windowsには別のCOMもある
Windowsの開発資料では、COMが「Component Object Model」の略として登場します。こちらは外部機器をつなぐ端子ではなく、ソフトウェアの仕組みに関する用語です。
異なるソフトウェア部品が、決められた受け渡し方法によって機能を利用できるようにする技術です。MicrosoftのOLEやActiveXの基盤としても使われてきました。
技術文書に「COMオブジェクト」「COMインターフェイス」「COMコンポーネント」とあれば、Component Object Modelを指すと考えられます。
二つのWindows用語の見分け方
Windowsの中だけでも意味が二つあるので、初めて調べると戸惑うのは自然なことです。どちらもCOMと書かれますが、周囲に出てくる言葉はかなり異なります。
| 周囲にある言葉 | 考えられる意味 |
|---|---|
| COM1、COM3、シリアル通信 | 機器と通信するCOMポート |
| デバイスマネージャー、RS-232C | 機器と通信するCOMポート |
| オブジェクト、インターフェイス | Component Object Model |
| OLE、ActiveX、コンポーネント | Component Object Model |
後ろに数字が付いているかは、見分ける手がかりの一つです。COM3のような表記ならポート、COMオブジェクトならソフトウェア技術の話でしょう。
ただし、略称だけを抜き出した資料では判断できない場合もあります。そのときは、資料の見出しや製品名まで一段広く読んでみると意味がつながります。
リハビリで使うCOMの意味
理学療法や歩行分析などの資料では、COMが「Center of Mass」の略として使われます。日本語では「質量中心」と訳され、身体重心の説明で登場する言葉です。
身体はいくつもの部位からできており、それぞれ重さや位置が異なります。それらを一つのまとまりとして考えたとき、質量が集まっているとみなせる中心がCOMです。
立っている人の身体重心は、一般に骨盤付近にあると説明されます。ただし、腕を上げる、前かがみになる、片足を出すなど、姿勢が変われば位置も移ります。
身体の動きとCOMの関係
リハビリでCOMを見るのは、人が立つ、歩く、立ち上がるといった動作を考える手がかりになるからです。身体重心がどの方向へ移るかによって、必要な動きも変わります。
たとえば椅子から立つときは、上体を前へ動かしながら重心を足の上へ移します。身体を上へ持ち上げるだけではなく、前後の移動も含まれているわけです。
ただし、COMの位置だけで動作の良し悪しを決めることはできません。筋力、関節の動き、痛み、支える面の広さなど、ほかの要素も関係します。
COMとCOPは同じではない
リハビリの資料では、COMと並んでCOPという略称もよく出てきます。文字が似ているため混同しやすいのですが、示している場所と考え方は同じではありません。
COPは「Center of Pressure」の略で、日本語では足圧中心や圧力中心と呼ばれます。床と身体の接触面に働く力を一つに合わせたとき、その作用点となる位置です。
COMが身体側の質量の中心を表すのに対し、COPは床から受ける力に関係します。立位姿勢では、この二つの位置関係を使って身体の揺れや制御を考えます。
COGとの違いも知っておきたい
もう一つ似ている略称がCOGです。これは「Center of Gravity」の略で、重力が働くと考えたときの重心を示します。
地上で人体を扱う場面では、COMとCOGが近い位置として説明されたり、ほぼ同じ意味で使われたりすることがあります。そのため、資料ごとの用語の選び方も見ておきたいところです。
| 略称 | 基本となる意味 |
|---|---|
| COM | Center of Mass。身体などの質量中心 |
| COG | Center of Gravity。重力を考えた重心 |
| COP | Center of Pressure。床から受ける力の中心 |
わたしなら、略称の日本語訳だけで終わらせず、「身体そのものの中心なのか」「床との接点に関する位置なのか」まで見ます。ここで意味の差がつかみやすくなります。
検索するときは場面を一語足す
comだけで検索すると、ドメイン、通信ポート、ソフトウェア技術、リハビリの情報が同じ画面に並びます。検索結果がばらばらに感じるのは、入力ミスとは限りません。
見かけた場所に合わせて、「com URL」「com Windows」「com リハビリ」のように分野を一つ添えると、探している説明へ近づきやすくなります。
さらに具体的に調べるなら、「COM3 接続できない」「COM 身体重心」のように、知りたい内容まで自然な言葉で加えます。略称だけを並べる必要はありません。
文章の中で意味を確かめるコツ
検索する前に、comの近くにある言葉を二つほど拾ってみてください。ドット、数字、機器名、身体の動作などが分かれば、候補をかなり絞れます。
大文字のCOMは専門用語の略称として使われやすく、小文字の.comはURLで見かけます。ただし表記が統一されていない資料もあるので、大小だけには頼れません。
意味が分からないと、つい最初の検索結果を答えだと思いたくなりますよね。そんなときほど、元の文章へ戻り、何について話しているのかを一文広く読むのがおすすめです。
comは見かけた場所から読む
comとは、一つの意味に決められる単語ではありません。URLではドメイン、Windowsでは通信ポートやソフトウェア技術、リハビリでは質量中心を表します。
意味を見分ける手がかりは、ドットや数字の有無と周囲の言葉です。略称そのものを覚えるより、どの場面で何を指すのかを結びつけると理解しやすくなります。
次にcomを見かけたら、まず前後の一文を読み、分野を表す言葉を一つ探してみてください。その言葉を検索に添えるところから始めれば、必要な意味へ落ち着いて近づけますよ。












