中古の3DSを探していると、商品説明に「CFW導入済み」と書かれていることがあります。知らない略語が急に出てくると、便利な機能なのか、避けたほうがよい状態なのか迷いますよね。
こんにちは、『ゴイノワ』のナギです。わたしも最初にこの表記を見たとき、何かのアプリ名だと思い、そこで一度止まりました。
ところが調べてみると、CFWは単独のアプリを指す言葉ではありません。3DS本体を動かす仕組みに関わるため、中古品を選ぶ人ほど意味を先に知っておきたい用語です。
CFWとは何の略?
CFWは「Custom Firmware」の略で、日本語ではカスタムファームウェアと呼ばれます。メーカー以外の第三者が、機器の基本ソフトに変更を加えたものです。
3DSについて使われる場合は、公式の状態では使えない機能を動かせるようにした本体と考えると、意味をつかみやすくなります。
ただし、すべてを別のソフトへ入れ替えるとは限りません。現在よく知られているものには、公式のシステムへ起動時に変更を加え、機能を追加する仕組みもあります。
- Firmware
-
機器の基本的な動作を支えるソフトウェア
- OFW
-
メーカーから提供される公式ファームウェア
- CFW
-
第三者が非公式に変更を加えたファームウェア
そもそもファームウェアとは
ファームウェアは、ゲーム機や家電などの機器に組み込まれているソフトウェアです。電源を入れたあと、機器が正しく動くための基本的な処理を担っています。
3DSなら、HOMEメニューの表示やソフトの起動、本体設定などに関係する土台です。普段は意識しなくても、ゲームを遊ぶ前から本体の内側で働いています。
パソコンのOSに少し似ていますが、意味が完全に同じというわけではありません。まずは「3DS本体を動かす基本ソフト」と置き換えると分かりやすいでしょう。
ナギアプリより本体の深い部分に関わる言葉です
3DSに導入すると何が変わる?
CFWを導入した3DSでは、任天堂が通常の利用方法として用意していないソフトや機能を動かせる場合があります。よく知られている用途の一つが、自作ソフトの起動です。
ほかにも、ゲーム中の画面撮影、画面表示の変更、地域制限への対応、セーブデータの管理などが挙げられます。実際に使える内容は、導入された環境によって異なります。
ここで気をつけたいのは、「CFW導入済みなら何でもできる」とは限らないことです。追加されたソフトや設定が違えば、本体ごとに利用できる機能にも差が出ます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公式状態の3DS | 任天堂が用意した機能や対応ソフトを利用する |
| CFW導入済みの3DS | 非公式の機能や自作ソフトを動かせる場合がある |
| 利用できる機能 | 導入されたCFWや追加ソフトによって変わる |
Homebrewとはどう違うのか
CFWを調べていると、Homebrewという言葉もよく出てきます。Homebrewは、メーカーの公式な販売経路ではなく、個人や有志によって作られた非公式ソフトを指す言葉です。
つまり、CFWは3DS本体のシステムへ加えられた変更であり、Homebrewはその環境などで動かすソフトです。似た場面で見かけますが、同じものではありません。
わたしはここを最初に混同しました。CFWを箱や土台、Homebrewをその上で使う道具として考えると、それぞれの役割を分けて受け取りやすくなります。
- CFW
-
3DSのシステムへ非公式な変更を加える仕組み
- Homebrew
-
個人や有志が制作した非公式のソフトウェア
CFWと改造は同じ意味?
3DSの話では、CFW導入済みの本体を「改造3DS」と呼ぶことがあります。そのため、日常的なやり取りでは、CFWの導入と本体改造が近い意味で使われています。
ただし、「改造」という言葉が示す範囲はもっと広めです。外装を交換した本体や、部品へ手を加えた本体も、販売者によっては改造品と表現されます。
CFWは、その中でもソフトウェア側の変更を表す言葉です。中古品に「改造済み」としか書かれていなければ、CFWなのか部品交換なのかを説明文だけで決めないほうがよいでしょう。
導入しているだけで違法なのか
CFWは、非公式に変更されたファームウェアを指す技術上の呼び名です。その言葉自体が、海賊版ソフトや特定の違法行為を直接表しているわけではありません。
一方で、CFWを使って権利者の許可なく複製されたゲームを入手したり、配布したりする行為は別の問題です。技術的な制限を回避する行為も、内容によって法律との関係が生じます。
CFWの存在と、その本体で行われる行為は分けて考える必要があります。「導入されていれば何でも違法」「個人利用なら何でもよい」という両端の理解は避けたいところです。
公式サポートとの関係に注意
任天堂は、3DS本体を改造した場合や、任天堂が対応していないソフトウェアを使用した場合、本体更新によって動作しなくなるおそれがあると案内しています。
また、そのような状態での使用は動作保証の対象ではなく、修理や保証の対象外になるとされています。問題が起きても、通常の本体と同じ対応を受けられるとは限りません。
現在使われている一部のCFWでは、公式の本体更新に対応できる場合もあります。ただ、導入された仕組みの種類や新しさが分からない中古本体へ、その情報をそのまま当てはめるのは危険です。
本体更新で必ず壊れるわけではない
CFW導入済みの3DSを本体更新すると、必ず使えなくなるという意味ではありません。現在の環境に対応したCFWであれば、更新後も動作する場合があります。
しかし、古い仕組みが残っていたり、必要なファイルが不足していたりすると、更新後にエラー画面が出る可能性があります。SDカード内のデータも動作へ関係する場合があります。
中古で手に入れた本体ほど、以前の所有者が何を導入したのか分かりません。詳しい状態を確認できないまま更新するより、まず本体とSDカードの内容を把握する順番が現実的です。
中古の3DSでCFWを見かけたら
中古販売の説明にCFWと書かれていたら、公式のままの本体ではないと受け取ります。追加機能の多さだけでなく、購入後に自分で管理できる状態かどうかも見ておきたいところです。
説明が少ない場合は、導入されているCFWや追加ソフトの名前、現在の動作状況を販売者へ尋ねます。公式の状態へ戻したい人は、その作業が済んでいるかも確認しておきましょう。
- 商品説明でCFWの有無を確かめる
- 導入されたソフトの名前を尋ねる
- 公式状態へ戻せるか確認する
販売者が状態を説明できない本体は、購入後の対応も自分で調べることになります。知識がなく、非公式機能を使う予定もないなら、公式状態の本体を選ぶほうが扱いやすいでしょう。
CFWを消せば元どおりになる?
CFWを削除すれば、見た目の上では公式状態に近づけられる場合があります。ただし、削除の手順を間違えれば、本体が起動しなくなる危険もあります。
特に、導入時に本体の地域や内部データへ変更が加えられていると、単純に関連ファイルを消すだけでは済みません。元の状態が分からない本体ほど、判断が難しくなります。
ここは勢いで決めたくないんですよね。「不要だからSDカードを初期化する」と考える前に、本体がどの仕組みで起動しているのかを確かめる必要があります。
知らずに買ってしまった場合
購入後にCFW導入済みだと分かったら、まず本体やSDカードのファイルをむやみに削除しないようにします。起動に必要なファイルがSDカードへ保存されている場合があるためです。
次に、電源を入れたときの画面や、特定のボタンを押しながら起動したときの表示を確認します。Luma3DSなどの設定画面が出れば、導入環境を知る手がかりになります。
ただし、意味が分からない設定を変更する必要はありません。返品できる商品なら、販売時の説明と実際の状態が一致していたかを先に確かめるほうがよいでしょう。
CFWという表記の受け取り方
CFWとは、第三者が非公式に変更を加えたカスタムファームウェアのことです。3DSでは、本体の公式な制限を越えて自作ソフトなどを動かせる環境を指します。
便利な機能が増える可能性はありますが、公式サポートや本体更新、削除作業には注意が必要です。CFWとHomebrew、海賊版などをすべて同じ意味にしないことも覚えておきましょう。
中古品でこの言葉を見かけたら、まず「公式状態ではない本体」と受け取ってください。そのうえで、導入内容を自分で管理できるかを確認すると、購入するかどうかを考えやすくなります。












