英語の勉強をしていて「can」って結局どういう意味なんだっけ、と手が止まったことはありませんか。「できる」だけだと覚えていたのに、別の場面で出てくると訳し方に迷ってしまうことがあります。
こんにちは、『ゴイノワ』のナギです。中学英語で最初に習う単語のひとつですが、いざ人に説明しようとすると、意外と奥が深いことばだなと感じました。
今日は「can」の意味と使い方を、できるだけ身近な感覚に置き換えながら、順番にほどいてお話ししていきます。読み終わるころには、文の中でどう捉えればいいかが少し見えてくると思います。
canの基本の意味
canは英語の助動詞のひとつで、動詞の前に置いて使うことばです。もっともよく知られている意味は「~できる」という能力や可能性を表す使い方です。
たとえば「I can swim.」なら「わたしは泳げる」という意味になります。動詞の前にcanを置くだけなので、形としてはとてもシンプルです。学校の授業でも、まずこの使い方から習う人が多いのではないでしょうか。
ただ、canの意味はこれだけではありません。ここが、わたしが最初にちょっと立ち止まったところでした。
canには他の意味もある
canは「能力」以外にも、「許可」「可能性」「依頼」といった意味で使われることがあります。ひとつの単語なのに、場面によって役割が変わるので、最初はどれが正しいのか迷いやすいところです。
「Can I open the window?」なら「窓を開けてもいいですか」という許可を求める言い方になります。「It can be true.」のように使うと、「本当のことかもしれない」という可能性のニュアンスに変わります。日本語の「できる」だけで訳そうとすると、ここで意味がずれてしまいます。
わたしならここで一度、能力・許可・可能性・依頼の4つを頭の中で分けて見ておきます。全部まとめて「できる」で覚えてしまうと、あとで文脈を読み違えやすいなと感じたからです。
Can youとCan Iの違い
canを疑問文にすると、主語によって相手への聞き方の意味合いが変わります。「Can you ~?」は「~してくれますか」という依頼、「Can I ~?」は「~してもいいですか」という許可を求める言い方です。
主語がyouかIかで、相手に頼んでいるのか、自分が許可を取っているのかがまったく変わってきます。ここは勢いで決めたくないポイントですね。
ナギ主語ひとつで意味がひっくり返るんです
canとbe able toの違い
canとbe able toは、どちらも「~できる」という意味を持ち、多くの場面で置き換え可能とされています。学校の教科書でも似た意味として並べて紹介されることが多い組み合わせです。
ただしcanは他の助動詞と一緒には使えないため、そのときはbe able toを使うという決まりがあります。「will be able to」のような形にすることで、未来の可能を表すことができます。
また、canは「いつでもできる」という感覚に近く、be able toは「その状況でできる」というニュアンスに寄ると説明されることもあります。似ている言葉ほど場面ごとの違いを先に見ておきたいところだなと思いました。
canとcouldの使い分け
couldはcanの過去形として習うことが多いですが、それだけではありません。「Could you ~?」のように使うと、canより丁寧な依頼の表現になります。ビジネスメールなどで見かける機会も多いです。
子どもの頃にできたことを言うときは「I could swim when I was a child.」のように使われます。一方で、過去にあることを実際にやり遂げたと言いたいときは、couldよりもwas able toの方がふさわしいと説明されることが多いです。
丁寧さの度合いや、達成できたかどうかのニュアンスは変わりますが、意味の芯自体はcanと近いところにあります。似た言葉ほど、あとで取り違えやすいので、ここは慌てて決めないようにしたい部分です。
缶詰を指すcanもある
実はcanには助動詞以外に、名詞として「缶」「缶詰」を表す意味もあります。ジュースの缶やスープの缶詰など、日用品を指すときにもこの単語が使われています。
「Don’t throw away cans on the street.」という例文のように、道に缶を捨てないでという文でも登場します。助動詞のcanと名詞のcanは見た目がまったく同じなので、文の中でどう使われているかを見て判断する必要があります。
ここは読み流してしまうと、意味を取り違えやすい場所だと思います。動詞の前に置かれているか、名詞として単独で使われているかを見るだけでも、ぐっと判断しやすくなります。
canを見かけたら意識したいこと
canは「できる」だけでなく、許可や可能性、依頼まで幅広く使われることばです。文の中でどの意味に近いかは、主語や疑問文かどうか、周りに置かれている単語を見て判断していくことになります。
be able toやcouldといった似た表現との違いも、場面ごとに少しずつニュアンスが変わるので、一度に全部覚えようとしなくて大丈夫です。使う場面に出会うたびに、そのつど少しずつ整理していけば十分だと思います。
まずは今日出てきた例文をひとつ、自分で声に出してみてください。意味の違いは、目で追うより口に出したほうが体に入っていきます。












