「800万トン」を例えでわかりやすく|その量、ジャンボジェット5万機分です

「800万トン」という数字、ニュースや環境の話題でちらっと見かけて、なんとなく大きそうだとは思うけれど、実際どのくらいなのかがつかめない。そういう感覚、わたしもずっと持ったままでいました。

こんにちは、『ゴイノワ』のナギです。今回は「800万トンを例えでわかりやすく知りたい」という検索に答える記事を書きます。

結論を先に言ってしまうと、800万トンはジャンボジェット機(大型旅客機)5万機分の重さに相当します。この数字は、毎年海に流れ込むプラスチックごみの量として、環境問題の文脈でよく引用されるものです。

目次

「800万トン」がどんな文脈で出てくるか

「800万トン」という数字が一番目にする機会が多いのは、海洋プラスチックごみの話です。世界では毎年約800万トンのプラスチックごみが新たに海へ流れ出ているとされており、WWFや日本財団など多くの団体がこの数値を参照しています。

この量、「多い」とは思うものの、800万トンという数字だけを見ていてもスケール感がなかなかつかめないんですよね。だからこそ、身近なものに置き換えて考えてみることに意味があります。

身近なものに例えると?

まず基本として、1トン=1,000キログラムです。800万トンは8,000,000,000キログラム、つまり80億キログラムになります。

この量を身近なもので置き換えると、次のような例え方ができます。

  • ジャンボジェット機5万機分(1機160トン換算)
  • 東京スカイツリー約222基分
  • 自動車400~800万台分(1台1~2トン換算)

ジャンボジェット機5万機、と聞いてもまだ遠い気がするかもしれません。日本全国の空港を使う1年間のフライト数よりもはるかに多い数です。それが全部空の上にあると想像すると、さすがに「途方もない量だな」と感じてもらえるんじゃないかと思います。

東京スカイツリーで考えてみると

東京スカイツリー1基の重さは約3万6千トンとされています。800万トンはその約222基分に相当します。スカイツリーを200本以上並べた重さが、毎年海に沈んでいくプラスチックの量だと考えると、数字の重さがじわっと変わってくる感覚があります。

わたしがここで一度止まったのは、「222基分」という数字を出してみて、それでもまだ少し遠い気がした瞬間でした。スカイツリーは一本でも現地に立つと圧倒されるのに、それが200本以上、しかも毎年というのは、数字として出せても感覚として受け取るのが難しいです。

ナギ

毎年この量が増え続けていると思うと、さすがに重い数字だと感じます

「1日に換算」するとさらに近くなる

800万トンを365日で割ると、1日あたり約2万2千トンになります。1日2万2千トン、毎日休まず海に流れ込んでいる計算です。環境省などの資料でも「1日にダンプカー1台分」という言い方が使われることがあり、もっと小さな単位に落とすことでやっと「あ、これは止まらない流れなんだ」という実感が出てきます。

ただ、「ダンプカー1台」というのは800万トン全体ではなく、一部の試算での表現なので、数字の根拠には複数の換算方法があることは覚えておいてほしいです。同じ800万トンでも、何を基準に置くかで例えの印象がかなり変わります。

「例え」には換算の前提がある

ジャンボジェット機5万機分、東京スカイツリー222基分、自動車400~800万台分、どれが「正解」かというより、換算に使う基準値が変われば数字も変わると理解しておくことが先です。

例えばジャンボジェット機でも、機種によって重量が異なります。160トン換算で5万機、350トン換算なら約2万3千機という計算になります。どちらの数字も実際に使われているので、見かけた記事によって違って見えることがあります。

「例え」は感覚をつかむための道具であって、厳密な換算計算の答えではない。それを知っておくと、いくつかの例えを見ても混乱しにくくなります。

800万トンという数字を手元に置いておく

「800万トン」は主に海洋プラスチックごみの量として語られる数字で、毎年海に流れ出る量の規模を示すものです。ジャンボジェット機5万機分、スカイツリー222基分など複数の例えを通じて、数字では見えにくいスケール感を少しずつつかむことができます。

換算の前提によって数字が変わることがある点は注意が必要ですが、「どれを使っても途方もない量であることには変わりない」という点は一致しています。例えを見たときに、まず「何と比べているか」を一度見るクセをつけると、数字に振り回されにくくなります。

環境問題の話題でこの数字を見かけたとき、今日からは「あのジャンボジェット5万機分か」と思い出せるはずです。そこから先、自分が何を減らせるか考えてみるのが、次の一歩になると思います。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「ゴイノワ」ナギ

『くらしごと』では、暮らしの中で気になることや、動く前にちょっと確認しておきたいことをわかりやすくまとめています。

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